中国からヒップホップの消えた日

ラップチャイナ
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空前絶後のヒップホップブームが到来した中国、

政府の一声でビットコインの二の舞に。

 

1月19日に中国のラジオ・テレビ総局(广电总局)が

“ヒップホッパー”をテレビに出さないよう通達を出した、とSINA(新浪)が伝えました。

 

その内容は、

「ラジオ・テレビにてゲストを迎える際には“4つの禁忌”に照らし合わせ、

番組の中に“入れ墨をしたタレント”、“ヒップホップ文化”、“サブカルチャー”、

“退廃文化”を入れないように明確に要求する。」

というもので

低俗で品が悪かったり、道徳心のないタレントや

ゴシップなど悪い噂が立ったことのあるタレントを使用しないように

勧告するもののようです。

http://ent.sina.com.cn/tv/zy/2018-01-19/doc-ifyquptv7935320.shtml

(ラジオ・テレビ総局の通達内容)

 

中国にヒップホップブームの火付け役となったテレビプログラム

《中国有嘻哈(The Rap of China)》。

中国の大型動画サイト爱奇艺(IQiyi)が2億元の制作費を使い

浙江テレビの《中国好声音》のプロデューサーらと作り上げた

中国本土のヒップホップ音楽のオーディション番組で

PG oneやGAIといった超人気ラッパーを生み出しました。

 

日本でも「フリースタイルダンジョン」など

即興のラップでバトルするテレビ番組が流行っていますが

桁違いの出演料や、億を超える動画PV数など

中国のヒップホップ業界の隆盛には目を見張るものがありました。

 

ただ、中国は政府の意向に沿うことが最優先です。

いくら、社会現象になりメディアにもてはやされたとしても、

テレビラジオの放送許可を司るラジオ・テレビ総局が「ダメ」と言えばそれまで。

 

エロ、ドラッグ、賭け事が御法度な中国において、

辛らつな言葉で相手を攻撃したり、

社会を風刺したりするラップやヒップホップは

かなり険しい生存競争の道を進むことになるのかもしれません。

 

 

宮下

 

 

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